サイディング外壁、こんな症状が出ていたら要注意！プロが教える見逃せない劣化サイン【川西市・宝塚市・伊丹市・猪名川町】

ichijokenso
5月21日
読了時間: 4分

一級塗装技能士在籍！兵庫県川西市・宝塚市・伊丹市・猪名川町を中心に塗装工事を承っております、一条建装です。

サイディング外壁は一般住宅に多く使われている人気の外壁材ですが、築10年を超える頃から少しずつ劣化のサインが現れてきます。そのサインを見逃すと、家全体の寿命に関わることも。

今回は、川西市・宝塚市・伊丹市・猪名川町を中心に外壁塗装を手がけるプロの目線から、特に注意したい「劣化の兆候」とその対処法をわかりやすくお伝えします。

サイディング外壁とは？

サイディング外壁とは、板状の外壁材（セメントや金属製など）を建物の外壁に貼り付ける工法で、日本の住宅の約80%に使用されています。

川西市や宝塚市の住宅では、90年代後半から2000年代初頭にかけて建てられた住宅にセメント系サイディングが多く使われており、そろそろ塗り替えの時期を迎えています。伊丹市の住宅でも同様の傾向が見られます。

メンテナンス周期は約10年〜15年と言われています。年月が経つにつれて風雨や紫外線によるダメージが蓄積し、徐々に劣化が始まります。

見逃せない！サイディング外壁の劣化サイン

①チョーキング現象

危険度：★★☆☆☆

外壁を手で触ると白い粉が付く現象です。これは塗料に含まれる樹脂成分が紫外線で分解され、顔料が粉状になって浮き出ている状態を示します。

②クラック（ひび割れ）

危険度：★★★★☆

サイディングの表面に細かなひび割れが発生している状態です。外壁のひび割れは防水性の低下を招き、雨漏りの原因になることも。

＜放置するとどうなる？＞

ひび割れを放置していると、建物内部に雨水が侵入し、木材の腐食やカビの原因になります。

③シーリングの剥がれ・ひび割れ

危険度：★★★★☆

サイディングの継ぎ目に施されたシーリング材が硬化して亀裂が入ったり、剥がれ落ちたりしている状態です。伊丹市や川西市の平野部では、夏の強い日差しによるシーリングの劣化が目立ちます。サイディング外壁の劣化症状の中で、一番よく目にする症状です。

＜放置するとどうなる？＞

シーリング材が劣化すると、その隙間から雨水が建物内部に浸入しやすくなります。雨水が浸入すると、サイディングボード自体が水分を吸って変形したり、反ったりする原因となります。さらに、建物内部の構造材が腐食し、シロアリの発生リスクも高まります。最悪の場合、大規模な雨漏りにつながり、修理費用も高額になる可能性があります。特に川西市や宝塚市のような多湿な地域では、シーリング材の劣化は早期発見が非常に重要です。